シロアリの被害にお悩みの皆様。
この小さな侵入者は家の構造を蝕み、最悪の場合は大切な家を倒壊させる危険さえあります。
しかし、恐れることはありません!!
この記事を通して、シロアリの生態や効果的な予防方法について詳しく解説していきます。
- シロアリ被害の初期症状
- 定期的なメンテナンス法
あなたにとって知りたい情報が全てこの記事に書いています。
最後まで読み進める事で、シロアリ被害から家を守り、安心して快適な生活を送ってください。
- シロアリによる被害
- シロアリの生態と種類
- シロアリを予防する方法
シロアリによって起こる被害
ぶっちゃけ
日本の家屋の約20%がシロアリに被害を受けています!
では、シロアリによる被害とはどの様なものなのか?
違和感を覚える初期症状
シロアリ被害のほとんどは、気が付きにくい初期症状から始まります。
湿気の多い場所を好むシロアリは、主に床下部分の木材を好んで食べ始めます。
しかも木材の内部を食べ進める事で空洞化が起こり
床の上を歩くとフカフカとした感触になる症状が起こるでしょう!
このような初期症状を感じたら、早めの点検が必要と言えます。
進行すると手遅れになるかも
シロアリが自然にいなくなる事はありません。
そのまま放置していると
被害は建物の柱などの主要構造にまで及ぶことになるんです!
ここまで来ると非常に危険な状態!!
シロアリ被害だけで家が崩れることはありませんが、家を支える部分が弱くなることは間違いありません。
そんな時、地震や台風といった自然災害がおこったら?
アナタの家は、高い確率で倒壊してしまう事でしょう。
実際、1995年に起こった【阪神淡路大震災】で倒壊した建物の多くは、シロアリに被害にあっていたという報告もあるんですよね。(参考:日本しろあり対策協会より)
手遅れにならないためにも、早めの予防と対策が必要といえるでしょう。
シロアリの生態と種類について
【アリ】という名前がついていますが、よく見かけるアリとは生物学的には違う種類となります。
本来は、土壌改良に役立つ益虫の一種なんですよね。
家屋に影響を与えるシロアリは、ほんの一部のシロアリたちです。
シロアリは蟻じゃない!その見分け方
生物学的にゴキブリの仲間となるシロアリは、他の蟻とはちがう食性を持っているんです。
このため、通常のアリ用殺虫剤や毒餌では効果がありません!
シロアリを駆除する際は
必ずシロアリ専用の薬剤を使う事!
専用の薬剤は、シロアリの生態や体質に合わせて開発されているため効果的に駆除する事ができるでしょう。
普通のアリとは外見にも違いがあり、その見分け方は以下の通り
シロアリ | クロアリ | |
触覚 | 短くて数珠状 | 長くてクの字型 |
胴体 | くびれのない寸胴 | くびれたスタイル |
羽 | 4枚が同じ大きさ | 前の2枚が長い |
特にシロアリの羽は簡単に取れてしまう特徴があります。
このため、家の中や周辺に大量の羽が落ちている場合はシロアリが繁殖している可能性が高いと言えるでしょう。
以上のポイントを理解し、シロアリと羽アリを見分ける事で効果的な駆除方法を選択する事ができますね。
家に現れる主なシロアリの種類
日本で家屋に被害を与えるシロアリは、主に以下の3種が存在します。
ヤマトシロアリ
北海道の一部を除き、日本全国で存在が確認されているヤマトシロアリ。
その活動範囲の広さから、全国的に最も被害件数が多いシロアリなんです!
水分を多く含んだ木材が大好物であるヤマトシロアリは、雨漏りや結露で湿気の多い場所に現れる事が多いです。
具体的に家の中で特に注意したいのは
台所やお風呂場のような水が使われる場所!
さらにヤマトシロアリの侵食スピードは、他のシロアリに比べると穏やかなんですよね。
このため、気付かないうちに被害が大きくなってしまう可能性が高いと言えるでしょう。
イエシロアリ
寒さに弱く、関東地方よりも南で存在が多く確認されるイエシロアリ。
その被害はヤマトシロアリよりも少ないですが、恐ろしさは上かも知れません…。
というのも、食欲が非常に旺盛で
家に巣をつくると、あっという間に家全体に被害が広まってしまう事!
自分で水を運ぶ事ができるイエシロアリは、乾いた木材でも簡単に湿らせることができる点が被害を拡大させる理由の一つと言えるでしょう。
さらに、侵食力だけでなく繁殖力もヤマトシロアリ以上!
その数は、一つのコロニーに100万匹にも達するイエシロアリが存在するほどなんです。
ぶっちゃけ、素人が太刀打ちできる相手ではありません…。
速やかにプロの業者へと依頼するのがベストな選択でしょう。
アメリカカンザイシロアリ
日本に存在しない外来種であるアメリカカンザイシロアリ。
感の言い方は解かったかもしれませんが、名前の通り
乾燥した木材でもバリバリと食べてしまうんです!
そのため、家の床下だけでなく天井にまでも被害をもたらす危険なシロアリなんですよね。
寒さには弱いんですが、わずかな水分でも生き延びる事ができるため暖かい屋内で繁殖する可能性が高いです。
もし繁殖されると、さらに厄介な事が起こるでしょう…。
それは
少数のアメリカカンザイシロアリで複数のコロニーをつくる事!
つまり、あっちこっちに巣を作られる事になるんです。
ぶっちゃけ、プロでも駆除が困難な相手なんですよ…。
シロアリが好む場所
シロアリは、木材に含まれる成分セルロースが大好物。
特に日本に生息するヤマトシロアリやイエシロアリは、湿気の多い木材を好む事から
- 台所
- 洗面所
- お風呂場
これらの床下部分に被害が集中するケースが多いんです。
日が当たらず、湿気がこもりやすい場所がシロアリが潜みやす場所と言えるでしょう。
また、地域によっても被害に違いがあります。
例えば、内陸部よりも沿岸部での被害が多く報告されているんですよね。
その理由として、沿岸部の方が湿度が高くシロアリにとって適した環境であるからなんです。
自分で出来るシロアリ対策
木材を好むシロアリですが、建物の構造が木造住宅だけでなく鉄筋コンクリートでも予防は必要と言えます。
なぜなら室内を構成する部材に、必ずと言っていいほど【木材】が使用されているからなんです。
もしも侵入されてしまうと、駆除するために費用と手間がかかってしまう事になるため定期的なメンテナンスで家を守る事が大事です!
木材には防腐処理
シロアリ被害は、おしゃれなウッドデッキも台無しにしてしまう可能性があります。
特に劣化しやすい屋外の木材は、シロアリにとっては最高のご馳走にもなるんですよね。
そこで重要なのは
木材に防腐処理を行う事!
ウッドデッキはもちろん、風雨にさらされる可能性がある
- 柱
- 床下
- ガーデニング用品
これら屋外の木材には全て防腐処理をしておきたい所。
そんな防腐処理の方法ですが、木材への加工や土壌への薬剤散布などがあります。
自分でも防腐処理が出来ない訳ではありませんが、非常に難しくデメリットも多いためプロに依頼する事をおすすめします。
費用相場としては、1坪あたり5,000~10,000円程度とされていますが、住宅の構造や環境で変動する事があるので複数の業者から見積りを取るようにしましょう。
また、木材だけでなくダンボールにも注意が必要です。
実はダンボールの材料に使われているパルプは、木材の一種なんですよね。
シロアリだけでなくゴキブリも住み着きやすいので、不要なダンボールは放置せずに捨てるようにしましょう。
また、室内の木材が濡れていないか
- 雨漏りしていないか?
- 水漏れはないか?
このあたりも定期的にチェックしておきましょう。
レアなケースですが
輸入家具にシロアリが潜んでいた!
なんてこともありますので、輸入家具を購入する際は【防腐処理済】か確認しておくようにしましょう。
風通しをよくする
シロアリ対策として、風通しの良さは非常に重要な要素と言えます。
特に床下は通気性が悪く、湿気がこもりやすい場所である事は間違いありません。
これがシロアリが好む環境となり、被害が拡大する原因となるんですよね。
そこで
風通しを良くするため、通気口を設置しましょう!
通気口が設けられることで湿気がこもりにくくなり、シロアリの生息を防ぐ事ができるでしょう。
万が一、通気口が設置できない状況である場合は、除湿剤を床下に置いておく事でも効果は期待できます。
大切なのは湿気を溜めない事!
コレは床下だけでなく、室内でも同じことが言えますので定期的に換気を行っておきましょう。
湿気を取り除き、風通しを良くすることがシロアリ被害を防ぐ第一歩という事です。
防除剤を撒いておく
シロアリ防除剤はの利用は、シロアリの予防に効果が期待できます。
しかし市販の防除剤の効果期間は短いため、数か月から半年に一度のペースで使用する必要があるんですよね。
定期的に使用しなければならず、忘れがちな作業となる事は間違いいありません。
そんな時は
プロの業者に依頼する方法もオススメです!
一般的に業者のサービスは駆除がメインと思われていますが、実は予防も行ってくれるんですよね。
そして最大のメリットが、定期的にメンテナンスしてくれる事が挙げられます。
プロの視点でシロアリの行動パターンを見抜き、長期間に渡ってシロアリ被害を予防してくれる事でしょう。
費用はかかりますが、長期的に考えるとコスト面ではお得になる場合が多いんですよ。
多くの業者は無料で見積もりを行ってくれますので、シロアリ被害を徹底的に予防したい方は依頼してみてはいかかでしょうか?
まとめ
シロアリ被害は全国の20%の家屋に影響しており、早めの予防が必要と言えます。
この記事を読んで、シロアリの被害や生態が理解できた事でしょう。
もう一度、重要なポイントをおさらいすると
- シロアリは湿った木材を好むため、家の湿気対策は必須。
- シロアリの種類によって被害の進行や対処法が異なる。
- 早期発見、早期対策が被害を最小限に抑えるカギ。
- プロに依頼することで安心した生活が送れる。
これらのポイントを心に留め、すぐにでもシロアリ対策を始めてみましょう。
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