我々の生活の中で最も身近な害獣であるネズミは、病原菌や害虫をまき散らす危険性や騒音や建物への被害えを与えます。
どこにでも生息し一般家庭やオフィスはもちろん、飲食店などで出現した場合は営業停止処分になる可能性もあり非常に深刻な問題と言えるでしょう。
そのまま居座って巣を作る事もあり得るため
ネズミに侵入させない事が最重要ポイント!
しかし問題は
ネズミは一体どこから家屋に侵入してくるのか?
そんな疑問に答えるため、今回は【ネズミの侵入経路と寄せ付けない予防法】について解説していきたいと思います。
- ネズミが好む環境
- ネズミの侵入経路
- ネズミを寄せ付けない予防法
ネズミが好む環境とは?
ネズミも人間と同じように生きています。
自分たちが生きやすい環境の生息するのは当然の事。
生きていきやすい環境とは
- 食べ物
- 住む所
餌が豊富にある事
ネズミは激しく動き回るため、消費するカロリーの量もかなり多いです。
このため
毎日、自分の体重の3分の1ほどの食料を補充しなければなりません!
しかも、2〜3日食べないと餓死してしまうんです…。
それほどネズミにとって食料は大事な問題なんですよね。
このため食べ物が豊富にある民家や飲食店、さらには食品工場などにネズミが出現しやすいと言えるでしょう。
また、ネズミの種類によっては生ゴミや昆虫などを食べる事もあり、自然の多い郊外よりも都心部の方が生息に適しているタイプも存在するんです。
巣を作るための材料がある事
ネズミは寒さに弱いため、暖をとる目的で家屋に侵入する事もあります。
そして
暖かくて雨風をしのげる家に、そのまま屋内に居着いてしまう事が多いんです!
というのも屋外に生息するネズミは木や藁などで巣を作りますが、季節によっては材料の調達が困難なケースもあり得ます。
しかし家屋の中には
- 布
- 断熱材
- ダンボール
といった暖かい素材が豊富にあるんですよね。
コレらを素材を、食い破り集めて自分たちの巣の材料にしてしまうんです。
特に気密性の高い住宅はネズミにとっても快適な環境と言えるんです。
もし住みつかれた場合、様々なネズミによる健康被害を受ける事になるでしょう↓↓↓
ネズミの侵入経路とは?
いったいネズミは何処から侵入してくるのか?
ぶっちゃけ、体の小さなハツカネズミは2cm程度の穴でも通れるため何処からでも侵入できると言えるでしょう。
中でも隙間の出来やすい侵入ポイントを解説します。
玄関や窓などの入り口
人の出入りと一緒に侵入してくるケースは流石に無いでしょう。
しかし
換気目的でドアや窓を開放する事もありますよね?
2階の窓でも、木登りが得意なクマネズミは登ってくるため安心してはいけません。
対策として、ネズミは夜行性のため
- 夜は換気しない
- 窓には網戸を装着
これらを意識しましょう!
でも、ウチはマンションの高層階だから安心です!
って、思いますよね?
実は、マンションやビルなどのエントランスには大きくて頑丈な扉が設置されていますが気密性は低く隙間が多いんです。
このためマンションに住んでいても、エントランス部分から堂々と侵入し階段を登ってくる事もあり安心はできないんです。
外壁の隙間
家屋には床下の湿気を逃すために通気口が設置されています。
中でも古い家屋に多いんですが
通気口を格子で塞いでいる場合は要注意!
隙間が広いためネズミだけでなく、他の動物も侵入されてしまう可能性が高いんです!
私は過去に建築関係の仕事をしていました。
とある公団住宅の工事で床下に潜った時…。
動物の白骨化した○○を何度も目撃しましたから!
対策としては、通気口に目の細かい網などで蓋をしておくようにしましょう。
また、換気扇の排気口からの侵入も考えられます。
換気扇を回している間は侵入できませんが、就寝前には消す家庭も多いですよね?
ファンが止まってしまえばネズミだけでなく、ゴキブリなどの害虫の侵入も許してしまうでしょう。
換気扇を回しっぱなしがベストですが、電気代が気になるならフィルターを装着して隙間を無くしておきましょう。
室内に引き込まれた配管
生活していくための電気やガスといったライフラインは、外部から引き込む必要があります。
本来、引き込み部分には樹脂やモルタルで隙間を埋めてありますが
年数劣化などで崩れたり剥がれたりする場合があります!
このため、定期的に隙間はないかをチェックしましょう。
同じ理由で、エアコンの室外機に繋がる部分も注意が必要です。
また、湿気を好むドブネズミは下水管から侵入してくる事もあります。
本来、下水管には【排水トラップ】という仕掛けが施されていますが、何らかの事情で機能していないケースもあり得ます。
このため、定期的に水を流して確認をしておきましょう。
2階以上でも安心できない
ハツカネズミやクマネズミは木登りや綱渡が得意です。
このため
電線を伝って屋根に登る事が出来るため、2階以上でも安心する事は出来ません!
ひさしの隙間から侵入しやすく、台風後なら瓦に隙間が出来ている事もあります。
また、出窓が設置されているなら下部に隙間が出来ているケースも考えられます。
高所となり自分での確認は難しいため、定期的に専門の業者に確認してもらうようにしましょう。
ラットサインとは?
ラットサインとはネズミが存在した証拠を表します。
そのサインは
- フン
- 足跡
- かじり跡
- 黒いこすり汚れ
ネズミは壁に沿って移動する習性があります。
このため、注意すべきは壁際なんですよね。
特に黒汚れは発見しやすく、天井や柱付近などにシミが無いか確認してみて下さい。
ネズミを寄せ付けない予防方法
ネズミが好む環境と侵入経路が分かったら、後は予防するだけ。
大切なポイントは4つあります。
食べ物を放置しない
大前提として
食べ物を出しっぱなしにする事はやめましょう!
食べ残しはラップをかけるのではなく、冷蔵庫に入れるか密閉された容器に移し替えておく事。
残飯などの生ゴミはネズミだけでなくゴキブリも発生しやすくなるため、蓋の付いたゴミ箱を用意して外部に臭いが漏れないようにしておきましょう。
また、野菜などを常温で保存している家庭もありますが、ネズミ対策のためには出来るだけ冷蔵庫で保管するようにしてください。
それ以外に家庭菜園などをしている場合、鉢植えや肥料なども餌になる可能性があるため、肥料の保管も密閉しておくようにしましょう。
巣の素材になる物を管理する
ネズミが巣作りに最適な
保温性の高い素材の管理を徹底しましょう!
最近ではネットで購入する機会も多く、梱包されていた不要なダンボールはすぐ捨てるようにしてください。
実は、ダンボールにもゴキブリが潜みやすく衛生的にもよくないんですよね。
さらに、ダンスやクローゼットなどはしっかり閉めて中の衣類に被害がでないようにする事。
個人的な考えですが、衣類はタンスより衣装ケースで収納したほうが効率が良い気がするんですよね?
衣替えや引っ越しなども簡単で、密閉されたケースはネズミだけでなく害虫予防にも最適ですから。
忌避剤を撒いておく
ネズミが嫌がる臭いや成分を散布して、建物に寄せ付けなくする方法も効果的です。
スプレータイプや燻煙タイプがあり、状況に応じて使いやすい事もメリット。
しかし効果は永久ではありませんので、1回だけではなく定期的に忌避剤を散布し続ける必要があります。
臭いや薬剤が気になる家庭なら、超音波やネズミが嫌がる音で追い払うアイテムも販売されていますよ。
侵入経路を塞ぐ
ネズミを侵入させない為には
隙間を埋める事が必須条件!
見える範囲は徹底的に隙間を防ぐようにして下さい。
先ほど解説した侵入経路を元に、自身の家屋をもう一度確認してみましょう。
それでもネズミが現れるなら、自分では気づかない侵入経路があるかもしれません…。
こうなると、1度プロの業者に見てもらう事をおすすめします。
確実にネズミを侵入させない為にはプロに依頼
現れたネズミの駆除や、分かりやすい侵入経路の封鎖は素人でも可能でしょう。
しかし
ネズミを完璧に駆除するとなると、プロの業者に依頼するのがベストと言えます!
プロならではの目線で被害状況や侵入経路を特定し、最適な方法でネズミを残らず駆除してくれるでしょう。
さらに再発予防もしてくれるため、これからネズミの被害に悩まされる事はありません!
中でも害獣駆除110番なら、スピーディな対応で現地調査も無料で行ってくれるのでおすすめです。
あらゆる地域に対応できるのも魅力の一つ。
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