先日、私がお風呂で体験した話…。
シャンプー中に目を閉じていると、何やら気配を感じる事ってよくある話。
恐る恐る目を開けてみても、ほとんどが気のせいですよね?
しかし、この時は違いました。
明らかに動いている、小さくて黒い物体が存在していたんです。
そう…。
それは1匹のゴキブリだったんです!!
こんな体験をしてしまうと怖くてお風呂に入れなくなりますよね?
そもそも、体を綺麗にする場所であるお風呂になぜゴキブリが現れるのか?
実は、お風呂という場所は
ゴキブリが好む湿気や汚れが非常に多い所なんです!
せっかくの快適なリラックスタイムを演出するためには、ゴキブリを野放しにしておくわけにはいきません。
そこで今回は【お風呂に現れたゴキブリの駆除の仕方と対策法】について解説していきたいと思います。
- お風呂に出たゴキブリの特徴
- お風呂にゴキブリが出た時の対処法
- お風呂のゴキブリを完全に駆除する方法
- お風呂にゴキブリを侵入させない対策
私が試した駆除方法を紹介しますので、同じ悩みの方は参考にしてみて下さい。
お風呂場に出たゴキブリはどんなヤツ?
私のお風呂に現れたのは家庭でよく見かける黒ゴキブリではなく、黒ゴキブリよりも小型のチャバネゴキブリと言うヤツです。
その特徴は
- 茶色っぽい体
- 体長は10mm~15mmほど
- 羽はあるが飛ばない
年中繁殖期で産卵サイクルも早く、驚異的なスピードで増殖する厄介なゴキブリです。
寒さに弱い事から、お風呂場へと侵入しやすいんでしょうね。
ゴキブリはどんな侵入経路でお風呂場へ?
マンションの中部屋に住んでいる私は、お風呂場に窓は設置されていません。
となると、外部からの侵入経路は3つに絞られます。
- 排水溝
- 換気扇
- 入口のドア
順に検証していきましょう。
排水口から侵入
排水口には本来、臭いや害虫が入ってこないように排水トラップという仕組みが設けられています。
S字やP字になっていて、内部に【封水(ふうすい)】という水をためておく事でフタをする仕組み。
しかし、なんらかの事情で
トラップが機能していないと下水道からゴキブリの侵入を許してしまいます!
封水が蒸発しているなら水を溜めれば解決しますが、トラップ本体のトラブルの場合は個人で取り替えるのは難しく業者の工事が必要。
でも私の家では、お風呂は毎日使用しているため蒸発の可能性は低く、簡単に壊れる場所ではないので排水口からゴキブリが浸入してくる可能性は低いと言えます。
私の場合も、排水トラップに異常は確認されませんでした…。
換気扇から侵入
お風呂場に溜まった湿気は、換気扇によって屋外へと排出されます。
って事は、逆に考えると
屋外から換気扇を通ってお風呂場内に侵入する事ができるって事!
換気扇の吸い込み口にはフィルターが取り付けられている家庭が多いと思いますが、体の小さなチャバネゴキブリは僅か2mm程度の隙間でも通り抜ける事が可能なんです。
しかし、ゴキブリは尻尾にある【尾葉(びよう)】という器官で空気の流れを敏感に察知する能力を持っています。
常にお風呂場の換気扇を回しっぱなしにしている家庭では、換気扇から侵入する可能性は低いと言えるでしょう。
私の場合も、お風呂の換気扇は回しっぱなしですので違うと思われます…。
入り口のドア
最も侵入しやすい所が、お風呂場の入り口のドアです。
私の自宅の様に窓がないお風呂の場合、カビ予防で湿気を飛ばすためには換気扇を回してドアを閉め切っておく事が最も効果が高いんですよね?
このため、入浴してから翌日の入浴までドアを閉めっぱなしって方も多いのではないでしょう。
でも、ドアを閉め切っていれば侵入できないんじゃないの?
確かに水を使うお風呂場のドアは、気密性が高く隙間が無いよう設計されています。
しかしお風呂場のドアには、空気を循環させるため下部にガラリと呼ばれる通気口があるんですよね!
お風呂のドア下部を見てみて下さい…。
よく見ると開閉スイッチがあるでしょう?
このガラリ部分から、空気と一緒に侵入してくる可能性が高いんです。
私の場合は、おそらくドア部分からの侵入とみて間違いないでしょう!
つまり
ゴキブリがお風呂場へと侵入するルートは【排水口】【換気扇】【入口ドア】の3カ所。
中でも、入り口ドアの【ガラリ部分】からの侵入確率が非常に高いって事!
ゴキブリはお風呂場のエプロンに潜む
お風呂場へと侵入したゴキブリは、一体どこに潜んでいるのか?
それは浴槽のエプロン内部です!
浴槽のエプロンとは?
浴槽の全面部分に取り付けられたカバーの事。
主にお湯の保温や配管などの目隠し目的で取り付けられています。
ちなみに、ユニットバスや壁埋め込み式の浴槽にはありません。
実はエプロン内部は、お風呂場の中で最も汚れが溜まりやすい場所であり多くの人が掃除していない場所でもあるんです。
ちなみに、ゴキブリが好む環境をご存知ですか?
- 人目に付かない
- 狭くて暗い
- 高温多湿
- 食べ物と水分が豊富
って事は
お風呂場のエプロン内部はゴキブリにとっては最適な環境と言えるんです!
そのまま放置すると繁殖してしまう可能性が高いため、定期的にお風呂のエプロン内部を掃除する事をオススメします。
お風呂にゴキブリが出た当日の駆除
さすがに、お風呂場に殺虫剤を常備している方はいないでしょう。
スリッパもなければ新聞紙もない…。
まさに、丸腰状態でゴキブリと戦うにはどうすればいいのか?
水や洗剤をかけて行動不能に
何の武器もない状態では、とっさにシャワーを浴びせるしかありません!
幸いチャバネゴキブリは小さくて飛ばないので、シャワーの水圧で簡単に排水口へ流れていきます。
そして、ゴミキャッチャーの上でクルクルと周り行動不能に。
その後、確実に仕留めるために
シャンプーやボディソープなどの洗剤を浴びせましょう!
なぜなら虫の腹部には気門(きもん)と呼ばれる穴で呼吸をしているため、粘度の高い液体の浸透圧を利用し窒息させる事が可能だからです。
この時点で私は、現れたチャバネゴキブリは駆除できたので、急いで体を拭いてお風呂場から脱出しました…。
殺虫スプレーでゴキブリと戦う
おそらく一匹だけはないと感じるので、殺虫剤を手に持ち再び戦場へ…。
そして、浴槽の隙間やエプロンの下側から殺虫剤を噴射!!
我が家は広い浴槽ではないんですが、満遍なく行き渡らせるためにはスプレーの半分ほどを使いましたよ。
そして、しばらく放置…。
もう一度お風呂場へと戻り浴槽の隙間へとシャワーを浴びせてみます。
すると
新たに2匹のゴキブリの死骸が!!
こうなると、お風呂場のエプロン内部でゴキブリが繁殖していると考えて間違いないでしょう…。
そう感じた私は、このままでは明日はお風呂に入れないため徹底駆除を試みます!
ちなみに私が使用した殺虫剤は、即効性の高いゴキジェットプロです↓↓↓
翌日、お風呂のゴキブリを本格駆除
お風呂場のエプロン内部に繁殖したゴキブリは、殺虫スプレーだけでは全滅させる事は不可能…。
では
どうすればお風呂場に繁殖したゴキブリを全滅させる事ができるのか?
くん煙剤を使う
こうなったら、お風呂場のゴキブリを徹底的に駆除するためくん煙剤を使って全滅を試みます。
基本的にお風呂用の【くん煙剤】は販売されていませんので、私がは部屋用(6~8畳)を使用しました。
ちなみにマンション暮らしのため
火災報知機に反応しないノンスモークタイプをチョイス!
くん煙剤を使ってゴキブリを逃がさずに駆除するには確実に煙を吸わせる必要があります。
そのポイントは
- 換気扇を止めて隙間を塞ぐ
- 排水口にもフタをする
- ドアのガラリを閉める
先ほども言いましたが、ゴキブリは2mm程度の隙間でも抜け出す事が可能ですので逃がさないように確実に塞ぐようにしましょう。
準備が整ったら、部屋の窓や玄関を開けて換気をよくしておきます。
なぜなら煙が漏れて室内に充満する恐れがあるため、室内の換気体制は整えておきましょう。
そして【くん煙剤】をお風呂場の中央にセットしスイッチオン!
煙が噴射されたらドアを閉め、そのまま1時間放置して煙を充満させます。
そして1時間後。
シャワーで浴槽の隙間を流してみると、新たに3匹のゴキブリの死骸が排水口へ…。
やはり殺虫剤では届かない場所に潜む可能性があるため、くん煙剤を使うとこが効果的だと感じましたね。
つまり、我が家のお風呂場に潜んでいたゴキブリの合計は6匹!
そんなに潜んでいたなんて、考えただけでもゾッとします…。
それでも、これからはゴキブリの被害に悩まされる心配はない!
っと、思うのは危険!
完全にお風呂のゴキブリを駆除するには、1回だけのくん煙剤使用では意味が無いんです!
追い討ち
【くん煙剤】は、生きているゴキブリに直接吸わせなければ意味がありません。
って事は
もしも、卵を産まれていたら?
実はゴキブリの卵は単体ではなく、複数の卵が入った【卵鞘(らんしょう)】という殻に守られています。
この卵鞘というのは、殺虫剤を通さないシェルターの様な造りになっているんです!
となると、しばらくしたら新たにゴキブリが生まれ成長し再び繁殖を始める事になります。
つまり
卵から孵化したゴキブリを駆除するには【くん煙剤】を2回使用する必要があるんです!
使用するタイミングの目安としては、1回目の使用から2~3週間ぐらい経過してから使いましょう。
あまり時間が空きすぎると、生まれたゴキブリが卵を産めるまで成長してしまうので注意が必要。
お風呂にゴキブリを侵入させない対策は?
完璧に駆除しても、再びゴキブリがお風呂場に侵入しては意味がありません。
2度と進入させないような対策を取る必要があります。
侵入経路を塞ぐ
先述した通り、ゴキブリは僅か2mm程度の隙間からでも侵入してきます。このため出来るだけ隙間を無くす事が大事。
具体的には
- 換気扇に目の細かいフィルター
- 排水口には害虫防止キャップ
- 換気が終わればドアのガラリは閉める
フィルターや害虫防止キャップは100均などでも購入できます。
浴槽の換気扇には換気扇フィルターが合いますので対応しましょう。
定期的に殺虫剤を撒く
万が一、侵入されても居付かせる事は阻止しなければなりません。
このため、2週間に1度ぐらいのペースでお風呂場に殺虫剤をスプレーしておくようにしましょう!
なぜなら殺虫スプレーにはゴキブを寄せ付けない効果も期待できるからなんですよね。
狙う場所は、浴槽の隙間やエプロン内部だけでOK。
この場合は大量にスプレーする必要はなく、あくまでも予防目的の為ですから。
年に1度はエプロン内部を掃除
先ほども言った通り、お風呂場のエプロンは最も汚れの貯まりやすい場所です。
しかし掃除には手間がかかり、なかなか掃除しにくいのも現実…。
理想は半年に1回ですが、最低でも年に1回はお風呂のエプロン内部を掃除してください!
なぜなら、汚れを溜めない事がゴキブリ予防の最善策と言えるからです!
害虫駆除をプロに任せるのもあり!
虫が苦手な方にとって
ゴキブリなんか見るのも嫌!!
って方もいると思います。
そんな方は、迷わずプロに駆除を依頼しましょう!
費用はかかってしまいますが、プロに依頼するメリットは多く
- ゴキブリを見なくて済む
- 卵も含め完璧に駆除してくれる
- 寄せ付けない対策をしてくれる
中でもゴキブリの姿を見なくて済むってのは、虫が苦手な女性にとっては助かるポイントと言えるでしょう。
徹底的に駆除して、快適なお風呂タイムを楽しみましょう。
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