夏になると家の中でもハエを見かける機会が増えてきます。
不快で不衛生な害虫であるため、早急に駆除したいでしょう。
しかし、キッチン周りなどで殺虫剤を使うのは人体への影響を考えると避けたいと考えますよね。
なんとかいい方法はないのか?
そこで今回は、殺虫剤を使わずにハエを退治する方法について解説していきたいと思います。
化学薬品に頼らず自然で安全な方法で、ハエの悩みを解決しましょう。
ペットボトルを使ったハエを捕獲するトラップ
ハエの駆除方法の中でも簡単で効果的に行えるのがペットボトルを使ったトラップ。
どの家庭でもあるペットボトルを再利用することで、環境にも優しくてコストも削減できます。
この章では、ペットボトルを使ったトラップについてを解説します。
ペットボトルトラップの仕組み
ペットボトルトラップとは、ハエを匂いで引き寄せて内部に閉じ込めてしまう罠のこと。
ペットボトルの中にハエが好む誘引剤を入れておくと、匂いを嗅ぎつけたハエがペットボトルの中に入ります。
実はこのトラップ。
入るのは簡単なんですが出るのは難しく、ハエをペットボトルの中に閉じ込めることができるんです。
しかも誘引剤は家庭にある調味料を使うため、環境に優しくコストも減らせるんです。
ペットボトルトラップの作り方
まずは、必要な材料を用意してください。
- 1リットル程度のペットボトル
- お酒・砂糖・酢
- カッター
- 千枚通しなどの穴あけツール
そして作り方の手順は以下の通り。
ペットボトルの側面に縦2cm・横5cm程度の切り込みをいれます。
この時、下側の1辺には切り込みを入れずに残しておいてください。
そして残った部分を内側に折り返し、ハエが止まれるようにしておきます。
お酒・砂糖・酢をそれぞれ大さじ3ずつ混ぜ合わせます。
しっかりと混ざったら全てをペットボトルの中に入れて下さい。
臭いが広がりやすくするため。ペットボトルの数カ所に千枚通しなどを使って穴を開けます。
ペットボトルのキャップを閉め、ハエが集まりやすい場所に置いて下さい。
キッチンやゴミ箱の近くが効果的です。
使用時の注意点
ペットボトルトラップを使用する際、いくつかの注意点があります。
- 定期的な確認と交換
-
誘引剤は時間が経つと効果が薄れるため、一週間数日を目処に新しい誘引剤を作り直すようにしてください。
特に夏場は匂いが弱くなりやすいため頻繁にチェックすること。 - 設置場所の決め方
-
捕獲の効率を上げるため、ハエが好みやすいキッチンや湿気の多い場所に設置しましょう。
また、誘引剤にはアルコールが含まれているため、子供やペットが手の届かない場所に設置するようにしてください。 - 使用後の捨て方
-
液体が入っているからといって、そのまま流して捨てるのはNG!
もし卵を産み付けられていたら排水口などでウジが発生する可能性があるからです。
ティッシュや新聞紙などで水分を吸収し、ビニール袋に密閉してから分別して捨てること。
自作のハエ取り紙で簡単に捕獲
ハエ取り紙は昔から使用されている効果的な駆除方法であり、家庭でも簡単に作ることができます。
化学薬品を使わずに安全かつ効果的にハエを捕獲できるため、小さな子供やペットがいる家庭におすすめしたいアイテム。
この章では、自分でハエ取り紙を作る方法や注意点について解説します。
ハエ取り紙の仕組み
ハエ取り紙は、粘着性のある紙を使ってハエを捕える方法です。
ハエが紙に止まると粘着剤にくっついて動けなくなり、そのまま捕獲されるという仕組み。
粘着剤にハエが好む甘い香りを含ませておけば、その効果を最大限に発揮することができるんです。
ハエ取り紙の作り方
まずは必要な材料を用意しましょう。
- 厚手の紙(紙皿でも可)
- 蜂蜜やシロップ
- 吊るすための糸
- ハサミやカッター
そして作り方の手順は以下の通り。
厚紙や紙皿を適当なサイズにカット。
吊るしやすいように上部に穴を開けて糸を通します。
蜂蜜やシロップを紙の表面に塗ります。
この時、均一に広がるように薄く塗るのがポイント。
また、シロップに数滴の洗剤を加えると粘着性がアップしますよ。
粘着剤が乾かないうちにハエが集まりやすい場所に吊るします。
設置する高さは1.5~2mぐらいを目安にしましょう。
使用時の注意点
ハエ取り紙の使用には幾つかの注意点があります。
- 鮮度と衛生管理
-
ハエ取り紙は時間が経つと効果が薄れるため、定期的に新しいものに交換してください。
特に捕獲されたハエが多い場合は頻繁に交換する必要があります。
見た目も気持ち悪いですしね…。 - 安全性の確保
-
高い位置に吊るすので子供やペットが触れることは滅多にないでしょうが、特に大人の女性は注意が必要。
ハエ取り紙の粘着は強力なため、もしも髪の毛などにくっついてしまうと大変なことになってしまいます。
天然成分で作る忌避剤
ハエを捕えるだけでなく、寄せ付けないようにする忌避剤も効果的。
中でも、化学薬品を使わず天然成分を使用すれば人体や環境にも安全です。
この章では、天然成分を使った忌避剤について解説します。
天然忌避剤の仕組み
忌避剤は、ハエが嫌がる臭いや成分を利用してハエを近づけさせないようにするもの。
天然成分やアロマオイルが使われている場合が多く、これらの成分がハエにとって不快な刺激を与えるんです。
有効な成分は
- ゼラニウム
- スペアミント
- ラベンダー
- レモン
天然忌避剤の作り方
まずは必要な材料を用意します。
- 有効な成分を含んだオイル
- 水
- スプレーボトル
- 消毒用アルコール
そして作り方の手順は以下の通り。
スプレーボトルを清潔にしておきましょう。
水100mlに対してアルコール10mlをスプレーボトルに入れます。
アルコールはオイルと水を混ぜるための乳化剤として機能するんですよ。
各オイルをボトル内に数滴入れて良く混ぜ合わせます。
オイルの量は好みでOKですが、あまり入れすぎないのがコツ。
ハエが集まりやすい場所や、ハエが寄ってきてほしくない場所にスプレーします。
ゴミ箱や窓際などが効果的ですね。
使用上の注意点
忌避剤を使用する際には、いくつかの注意点があります。
- 使用場所の選び方
-
子供やペットが触れやすい場所には、あまりスプレーしない方がいいでしょう。
なぜなら、敏感な肌の場合にはアレルギー反応が出る可能性があるからなんです。 - 使用頻度について
-
スプレーの効果は時間が経つと薄れるため、定期的に再スプレーすることを忘れないでください。
特に窓際にスプレーした場合は風や雨で流されることが多く、頻繁にスプレーし直す必要があるでしょう。 - 保管方法
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購入したエッセンシャルオイルは、高温や直射日光を避けて保管するようにしてください。
大事に保管することで、長期間効果を持続させることができますよ。
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