布団やカーペットなどの布製品に潜む害虫と言えばダニ。
そんなダニに刺された時にできる湿疹って気になりませんか?
痒みや赤みを何とかしたい!
どうにか早く治したい!
真ん中が白くなってるけど大丈夫?
そんな切実な悩みを抱えている方も多いでしょう。
そこで今回は、ダニ刺されによる湿疹の特徴や対処法について詳しく解説していきます。
最後まで読んで、ダニの湿疹のメカニズムを理解してください。
- ダニ刺されによる湿疹の基本情報
- ダニに刺された時の対処法
- ダニに刺されないための予防策
ダニ刺されによる湿疹の特徴
ダニ刺されによる湿疹は、他の虫刺されや皮膚疾患と違い特徴的なんです。
この章では、その特徴や見分け方について詳しく解ます。
ダニ刺され湿疹の特徴と見分け方
まず、ダニが好んで刺す場所が存在します。
それは、普段はあまり露出しない体の柔らかい部分。
具体的には
- 内もも
- 脇腹
- ワキに近い二の腕
こういった部分が刺されやすいです。
そして刺された直後に症状が出るのではなく、数時間から1日経過してから発症することになります(個人差があります)。
ダニ刺されによる湿疹は、周囲が赤く腫れ上がりますが真ん中が白く凹んでいるのが特徴。
その大きさは直径数ミリから1cm程度と小さいんですが、激しい痒みを伴うんですよね…。
あまりの痒さに掻きむしったりすると、跡が残ったり細菌による二次感染の危険性があるので要注意!
適切な処置をして症状の悪化を防ぐことが大事なんです。
湿疹の真ん中が白くなる理由
ダニ刺されによる湿疹は、ダニが刺した際に分泌される唾液によって引き起こされます。
実は、ダニの唾液には血液が固まりにくくする成分や酵素などが含まれているんです!
これらの成分が体内に入ることで、人体の免疫細胞が反応し炎症を起こしてしまうってこと。
炎症反応が起こるとどうなるか?
体が異物を排除しようとして。患部の血流を増幅させ赤く腫れあがります。←コレが赤みの正体
この反応はダニの唾液に対して、完全に反応し終えるまで続く事になるんですよね。
一方で真ん中が白くなる理由は、ダニの唾液に反応して皮膚が硬くなり血流が減少して腫れが引いているからです。
つまり、真ん中の部分から炎症が治っていくからなんです。
ダニ以外の可能性
ダニ以外にも人を刺す虫は存在します。
例えば
- 蚊
- ハチ
- ムカデ
しかしこれらの害虫に刺されても、皮膚は赤く腫れあがりますが真ん中が白くなる事は通常ありません。
って事は、ダニ以外の虫である可能性は低いでしょう。
他に考えられるのは皮膚疾患!
例えば
- 水疱瘡
- 帯状疱疹
これらの皮膚疾患も、赤く腫れあがる湿疹を引き起こすんですよね。
しかし特定の部位に発症するダニと違って、皮膚疾患は全身に広がることが特徴的。
最後に考えられるのは菌!
例えば
- 白癬菌
いわゆる水虫ってヤツで、皮膚が赤く腫れて中心部が白くなることがあるんです!
しかし白癬菌の湿疹には、周辺に小さな水疱ができる特徴があります。
以上の原因はどれも可能性が低いんですが、絶対にありえないケースとは言い切れません!
このため、湿疹以外の症状の有無を確認する事が大事です。
特に菌による感染症の場合、早期に治療をしなければ症状は悪化していく事でしょう…。
ダニ刺に刺された時の正しい対処法
ダニに刺された時の対処法を知ることは、悪化を防ぎ回復を早めることが出来ます。
この章では、応急処置から病院に行くべき症状について解説します。
自宅でできる応急処置
万が一、ダニに刺されてしまったら?
迅速に最適な処置をすることで症状の悪化を防ぐ事ができますよ。
では、詳しい応急処置の手順について解説しましょう。
まず最初に行うべきことは、刺された患部を清潔に保つこと!
冷水で綺麗に洗い流したら、消毒液を使ってダニの唾液や毒素を取り除きます。
腫れや痒みを抑えるために、市販の抗ヒスタミン薬やステロイド入り軟膏を患部に塗布してください。
これらの薬剤には症状を軽減する効果がありますが、用法容量はしっかりと守ること!
なぜなら、使用法を間違えると副作用のリスクが高まるからです。(特にステロイドには注意)。
ダニに刺された部分を掻かないようにして下さい。
掻くことで皮膚に傷がつき、炎症が悪化したり細菌感染のリスクが高くなるんですよね。
痒みが酷い場合、患部を冷やす事が有効ですが【ペチペチ叩く】って方法も効きますよ!
以上の応急処置でも症状が改善しない場合、速やかに医療機関を受診してください。
医師の診察が必要な症状
ダニによる湿疹が広範囲に及ぶ場合、または症状が長引く場合には皮膚科などの医療機関で診察を受けるようにして下さい。
なぜなら、傷口からの細菌感染や何らかのアレルギー反応である可能性が高いからなんです。
病院で詳しく検査することで、抗生物質やステロイドを処方し症状の改善が期待できるでしょう。
また、マダニに刺された場合は必ず医療機関を受診すること!
マダニは危険な生物で、命に関わる重篤な病気を引き起こす可能性が高いんです。
症状が治まらない場合や悪化する場合、自分で判断せずに医師に診察を受けることがベストな選択なんですよね。
ダニ刺され湿疹の予防と再発防止
ダニの被害は非常に不快なモノ。
このため、再発を防ぐための適切な対策が必要なんですよね。
この章では、ダニ刺されの予防法について解説していきます。
ダニを寄せ付けない生活環境の整備
ダニは湿度と温度が高い場所を好むため、家庭内で繁殖させないためには生活環境の整備が不可欠。
特に
- 寝具
- カーペット
- ぬいぐるみ
これらの布製品に繁殖しやすいため、定期的に天日干しをして湿度を低く保つことが重要です。
空気が乾燥する冬場に加湿器を使う家庭は、湿度が上がりすぎないように注意してください。
しかし、環境的に干すのが難しい家庭もあるでしょう。
そんな場合は布団乾燥機や除湿器、エアコンの除湿機能なんかを使う事も有効ですよ。
それ以外にも、ダニ防止スプレーやダニ取りマットなどを仕掛けておく事も効果的な対策の一つです。
また、ホコリもダニを繁殖させる原因。
こまめに掃除機をかけ、室内を清潔に保つことも重要な対策と言えるでしょう。
中にはペットを飼っている家庭もありますよね。
ペットの寝具や遊び場も繁殖場所となる可能性があるため、これらの場所も定期的に天日干しや掃除を怠らないようにして下さい。
また、ペット自体もダニに刺される危険性があるため、ペット用のダニ予防商品を使用して健康を守ってあげましょう。
これらの対策をすることで、ダニの繁殖防ぎ快適な生活環境を維持できるでしょう。
プロに依頼すればダニを完璧に駆除
完璧にダニを駆除したいならプロに依頼することをオススメします。
プロの業者は、ダニの生態を熟知しているため効果的に駆除する知識と技術を持ち合わせているからなんです。
部屋に潜む隠れたダニを見つけ出し、適切な薬剤を使用して徹底的に駆除することが可能。
それだけではなく、ダニが再発しないように日頃の予防策についても提案してくれます。
もちろん、自分で駆除できれば安くつきます。
しかし多くの時間と労力が必要となり、せっかく苦労したのに完璧に駆除できなかったら…。
悲惨ですよね。
実際、ダニは非常に小さく隠れた場所に潜んでいるため、素人が完全に駆除するのは難しいです。
効果的で完璧に駆除するなら、やはりプロの力を借りるのがベストな方法と言えるでしょう。
ダニに悩まされている方は、一度相談してみて下さい。
ダニ刺されによる湿疹のまとめ
このブログで、ダニ刺されによる湿疹と特徴について解説しました。
その特徴は
- 直径数ミリから1cm
- 露出していない柔らかい場所を刺す
- 周囲が赤く真ん中が白い
以上の特徴を理解しておけば、他の虫刺されや皮膚疾患と区別することができます。
また、自宅で出来る応急処置や医師の診察が必要なケースについても解説しました。
症状の悪化を防ぎ、早期回復の手助けになることでしょう。
最後に、日頃の予防や環境整備が大事であり、プロによる徹底駆除の必要性についても理解して頂けたと思います。
この記事を通じて、ダニ刺されに悩んでいる方が快適な日々を過ごせることを祈っています。
コメント